- ソナーニルコラム 第4回

Home > スポンサー広告 > ソナーニルコラム 第4回

★  スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Comments : -

Comment Form
※ サポーターサイト/ファンアート企画参加者様はこのメールアドレス欄に必ずご記入下さい
コメント全文を管理者にのみ見えるようにする ※ サポーターサイト/ファンアート企画参加者様はチェックしないで下さい  
■ コメント投稿される方へ ■
当Blogでは、紫影のソナーニルに関するコメント投稿を受付しております。 
ライアーソフトのゲーム以外の内容、他メディアの話題、お問合せなどは基本的にうけつけておりません。
他人や作品に対する誹謗中傷や宣伝、その他公的マナーに反した発言などは、どうかご遠慮ください。
投稿頂いたコメント・メッセージは全て担当による確認後に反映されます。また、内容は一部編集される場合がございます。
個別スタッフ宛のメッセージなどは、その担当に転送し、ブログ上には反映されない場合があります。
こちらへのご意見やご感想、お問合せに対してライアーソフトからの回答または返信をお約束するものではございません。ご了承ください。
メールアドレス欄はブログ管理側にのみ通知されます。ブログ上や外部にはアドレスは公開されませんので、ご安心下さい。

Trackback+Pingback : -

TrackBack URL for this entry
http://liar28th.blog110.fc2.com/tb.php/19-511d8bb2
Listed below are links to weblogs that reference
スポンサーサイト from cielo
■ トラックバックされる方へ ■
紫影のソナーニルや当Blogについて関連、言及された記事などを書かれた際には、ぜひトラックバック下さい。
当BlogへのリンクのないHP/Blogや無関係な記事からのトラックバック、中傷や宣伝目的のspamトラックバックは見合わせて頂く場合がございます。

Home > スポンサー広告 > ソナーニルコラム 第4回

Home > ソナーニル コラム > ソナーニルコラム 第4回

★  ソナーニルコラム 第4回

sn_nyg.png

 (1902年第1号「ニューヨークの食生活」より抜粋)



ソウルフード

 南部連合では、未だに、アフリカ系黒人たちが奴隷制度という旧き鎖に縛られていることは皆さまもご存知の通りでしょう。ソウルフードとは、白人が口にしない食材を用いて、故郷であるアフリカ大陸の味を再現しようとしたものであると言われています。現在では重工業地区であるマンハッタン島北端部、110丁目から114丁目あたりがかつて黒人たちの集う“ハーレム地区”と呼ばれていた前世紀には、治安度の低い危険な地区であるという認識と同時に、彼らが自らの誇りにかけて築き上げた絶品のソウルフードに満ちた地区であるという認識があったことも事実です。
 20世紀を迎えた現在ではハーレムの姿は既にNYからは消えてしまいましたが、彼らの作り上げたソウルフード文化は、NYのあちこちで見ることができます。時に、蒸気機械式のベンダー・マシンから出てくる熱々のフライド・チキンやマッシュ・ポテトの他にも、旧き良き屋台で売られるチキン・レバーの煮込みやバーベキュー・チキン、ミートローフ、オックステール・シチュー、鯰のフライのタルタルソース合え、などなど、都会的なニューヨーク・シティの合間で見受けられるこの郷土感溢れる料理たちは、現在においては南部連合風の家庭料理とさえ呼べるものではありますが、本来、ソウルフードと呼ばれたものであり、輝かしき“奴隷制度撤廃”を迎えた我らが合衆国における最大都市NYでは未だにその名で呼ばれるものであるのです。
 さて、では本題です。美味しいソウルフードをいただくなら、F3ライン地下鉄に乗り込んで、ブルックリンへ足を運ぶのが良いでしょう。今やリトル・ハーレムとも呼ばれる小さな黒人地区がこれらの外区には存在しており、名前を挙げるなら『エイミーズ・フード』チェーンがやはり代表的でしょう。エイミー・ママ特製のミートローフは絶品です。はちみつワッフルやはちみつポテトはお子さまにも大人気で、フランス系の旅行者ではひそかな流行となっているとか。
 気取った予約も必要なく、ふらりと立ち入って、大柄な黒人の“ママ”がもてなしてくれる安心の料理たち。チェーン展開のおかげでNYのどこへ行っても味わうことはできますが、あの空気感、あの安堵に満ちた空気感を伴えば、おいしさは倍増です。思い至ったら、ぜひ、ブルックリンへどうぞ。



line_002.png

10ドルフード

 たとえば、10ドルと言えば皆さまは何を思い浮かべるでしょう?
 家庭用機関機械の標準的価格? 蒸気機関式自動車の車検手数料? それとも次世代型遊園地ニュー・フォード・ワールドの年間パスポート? 開催予定のセントルイス万博の初日入場券の平均的落札価格?
 大卒採用者の平均的月収が何ドルであるかを考えると、10ドルという金額は決して安いとは言えませんし、平たく言えば高額です。ぽんと出してしまうのは考えものですし、それができるほどの富裕層の方々がニューヨーク・ガイドを手に取るかどうかというのも考えものです。何せこの資本主義社会の“貴族”とさえ呼べる資本家であるところの彼らは、欧州貴族の社交界にも似た場所で情報を集めるでしょうし、書店をはじめストリートの売店で売られるニューヨーク・ガイドの存在を知ることもないでしょう。ですからこの10ドルフードという項目は決して富裕層の方々へ向けたものではなく、あくまで、多くの合衆国における代表的市民である皆さまへ向けて書かれる項目であるのです。
 今世紀に入って合衆国政府が提示した新たな社会の形のひとつを構成するところの特別法令312条第2項によって、雇用者は被雇用者に向けて年に最低1度の賞与(ボーナス)を設定することが定められたのは皆さまのご存知の通りです。この項目は、その賞与の使い道のひとつをご提案するという意図によって書かれています。
 新しい家庭用機関機械を購入するのも良いでしょうし、蒸気機関式自動車の車検手数料を払うのも良いでしょうし、ニュー・フォード・ワールドの年間パスを入手するのも、万博の初日入場券を買うのも良いでしょう。10ドルあれば、さまざまなものを皆さまは手に入れることができます。そして、贅を尽くし、食材や技術だけでなく、時間と労力さえも最大限に掛けた、欧州貴族のような晩餐も。
 欧州フランス、かつて前世紀においてはフランス王家の料理長を務めたこともあるという家系の現当主、フランス系合衆国人デビッド・ブーレーがシェフを務める『ブーレー』を本項の最初に紹介いたします。このフレンチ・レストランでは、欧州貴族、王族が口にした最高の料理と、最高のサービスをたった10ドルで味わうことができます。チップは必要ありません。ニューヨーク・ガイドは、皆さまに、10ドルきっかりで、最高にロマンチックで貴族的・欧州的な晩餐をお約束します。『ブーレー』をはじめ、本項で紹介されるレストランの数々とは既に当編集部が交渉を済ませており、10ドル・コースを注文されるだけで、その中にはウェイターへのサービスへのチップも含まれており、高級レストランにつきものの煩わしさを感じる暇は僅かもありません。ただし、これは、永遠のお約束ではなくて、ニューヨーク・ガイドの提唱する『ニューヨーク・レストラン・ウィーク』という定められた期間のみのものです。毎月、第4週を特別な週として、皆さまに10ドルフードという新たな晩餐の形を提案するものです。



line_002.png

カダシアン

 カダス料理というものは、ドイツの郷土料理に良く似ている──
 そんな話を聞いたことはないでしょうか。カダス地方、世界に華やかなる蒸気文明の繁栄をもたらす切っ掛けを作り、未だに、我々合衆国や欧州のものとは異なる発想での蒸気機械をもたらし、碩学の称号を才能ある人々に与え続けるエキゾチックな異境。しかし、その食生活はさほど豊かではなく、たとえば大英帝国のように、他の何もかもはロマンチックであるのに食事は簡素である、という認識は、多くの合衆国市民がぼんやりと抱いているものかも知れません。
 しかし、大航海時代を経てその食生活を豊かにさせた英国と同じく、カダス料理(カダシアン)も歴史と交流を経ることでその食生活に幾らかの変化が及んでいるのも事実でしょう。たとえばその頑ななまでの秘密主義のためにカダス北央帝国の食生活のすべてを伺うことはわたしたちには困難なものですが、たとえば、世界の他地方から訪れた文化や料理と同じように、NYへと移住したカダスの人々が開いたレストランで、実際に合衆国で変化を遂げたカダス料理を味わうことができるのです。
 マンハッタン南西部、イーストビレッジ2丁目周辺のリトル・カダスにあるレストラン『ダイラス』に赴けば、東欧文化(特にウクライナあたりの食文化)と結びついて独自の発展を遂げた“カダス・ボルシチ”と呼ばれる絶品の煮込み料理を味わうことができます。コクのある深い味わいは、時にオリエンタル・極東の郷土料理さえ思わせる味で、一度口にすればどんなNYっ子でも癖になってしまうと評判です。挽肉に米を混ぜ込んで柔らかな食感を成し遂げたロール・キャベツや、米粉で作った薄皮で細かく刻んだ肉と野菜を包み込んで軽く揚げた料理は、ボリュームたっぷりで夕食に最適です。ドイツのものとは異なる特殊なカダス香辛料で不思議な味わいを成したカダス・ソーセージは、ドイツ製のザワークラウトともよく合って、何より、近年のビール・ブームで数多溢れるクラフトビールのつまみに最適です。カダス地方ではシードルが主流であると言われていますが、それはあまりに勿体のないことです。NYっ子も、カダスの旅行者の方々も、ぜひ、このNYで変化したカダス料理をクラフト・ビールと共に口にして、新たな文化に酔いしれるのはいかがでしょうか?


line_002.png

Comments : 0

Comment Form
※ サポーターサイト/ファンアート企画参加者様はこのメールアドレス欄に必ずご記入下さい
コメント全文を管理者にのみ見えるようにする ※ サポーターサイト/ファンアート企画参加者様はチェックしないで下さい  
■ コメント投稿される方へ ■
当Blogでは、紫影のソナーニルに関するコメント投稿を受付しております。 
ライアーソフトのゲーム以外の内容、他メディアの話題、お問合せなどは基本的にうけつけておりません。
他人や作品に対する誹謗中傷や宣伝、その他公的マナーに反した発言などは、どうかご遠慮ください。
投稿頂いたコメント・メッセージは全て担当による確認後に反映されます。また、内容は一部編集される場合がございます。
個別スタッフ宛のメッセージなどは、その担当に転送し、ブログ上には反映されない場合があります。
こちらへのご意見やご感想、お問合せに対してライアーソフトからの回答または返信をお約束するものではございません。ご了承ください。
メールアドレス欄はブログ管理側にのみ通知されます。ブログ上や外部にはアドレスは公開されませんので、ご安心下さい。

Trackback+Pingback : 0

TrackBack URL for this entry
http://liar28th.blog110.fc2.com/tb.php/19-511d8bb2
Listed below are links to weblogs that reference
ソナーニルコラム 第4回 from cielo
■ トラックバックされる方へ ■
紫影のソナーニルや当Blogについて関連、言及された記事などを書かれた際には、ぜひトラックバック下さい。
当BlogへのリンクのないHP/Blogや無関係な記事からのトラックバック、中傷や宣伝目的のspamトラックバックは見合わせて頂く場合がございます。

Home > ソナーニル コラム > ソナーニルコラム 第4回

Tag Cloud
Links
Feeds
このBlogのQRコード
  • このブログをリンクに追加する

Return to page top


FC2Ad

  Copyright © Liar-Soft All Rights Reserved. Login

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。